管理人
本職は労務系のコンサルタントですが、中年看護師の転職サポートをしたことから、看護系の転職コンサルタント業務もスタートした46歳男性です。
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どんな職業でも、ある程度のベテランになってくると転職は難しくなってきます。特別な才能があってヘッドハンティングされるようなケースでは転職して収入がアップすることもありますが、たいていの転職では収入が上がるケースは稀ですし、転職そのものが困難です。
しかし、看護師の場合は違います。看護師の資格を取ることが誰にでもできることではない上に、看護師そのものが不足している現状がありますので、転職はわりと容易ですし、40歳以上のベテラン看護師でも転職可能です。
看護師の場合は転職により収入が増えるケースも多いようです。
但し、中年のベテラン看護師に求められることは、即戦力としての仕事上の知識と技術だけではありません。
その豊富な経験にもとづく、リーダーシップとコミュニケーション能力も求められます。それは後輩の指導であり育成でもあります。併せて病院内の看護師をまとめていく力です。
ベテラン看護師には通常の業務のほかにこういった管理能力も求められるのです。
育成や管理というと、自分の守備範囲ではないと思われるかもしれませんが、長年に渡って真摯に看護の仕事と向き合ってきた看護師には自然に身についていることなので、心配はいりません。自分が先輩から教わったり、経験的に学んだことを、後輩や同僚に向けて発信していけばいいのです。
もちろん、自分の経験の中で、こうした方がよいとか、こんな風に指導してほしかったという思いがあるのならば、それを次の世代の人たちに実践していけばいいのです。それによって、看護師の質はもとより、業務の質も改善し、看護師業界そのものによい影響を与えていくはずです。
人を指導して育成する喜びは、また格別のものです。
中年の看護師の転職先は、病院だけとは限りません。看護師が必要とされる職場は、病院・診療所以外にも、福祉施設や介護施設、学校や大企業などの健康管理部門等数多く存在します。
病院以外の施設では、少ない人員で看護業務とその関連業務、そしてそこから派生する業務をこなしていかなければなりません。そういった意味でも知識と技術の経験豊富なベテランの看護師が重用されるのです。
そして、ベテランゆえに業務内容のハードルは上がりますが、そういう人材が求められる時代背景がありますので、そこに応えていくことで、当然のことながら、転職前よりも高い収入を得ることができるのです。
こんな風に求められる人材になるためには、けっして肩肘張って頑張らなくても大丈夫です。日ごろから、仕事と真摯に向き合い、思いやりの心を持って周りの人と接していくことができれば、自然と信望は集まってくるものです。